オーバーヒート気味のアルファード
先日入庫したトヨタのアルファード、ご用命は30分ほど走るとエアコンが効かなくなるそうです汗
しばらくエンジンを止めるとまたエアコンが効くようになるとのことで一応電気から見ていくことにしました
エアコン本体までは電気通常通りが来ておりリレーも動くし端子にも電気は来ている
こうなってくるとマグネットクラッチか?エアコンのスイッチか?と思ったその時ふと冷却水のサブタンクが空であることに気づきました汗汗
まさか!?と思いラジエーターキャップを開けるとそこそこ温まっているはずなのに明らかに少ない!?
ということで症状の再現をしたところ実際にオーバーヒート気味になったところでコンプレッサーがオフに!
車検後結構走っていたので冷却水の漏れ量が少ないのかもと思ったが念の為加圧テストをしたところ結構な量漏れている!
水周りの交換をしたらエアコンは通常通りに戻りました。
ハブボルトに油を塗るか塗らないか問題
ホイールを締め付けるハブボルトに油塗るか塗らないかで整備士同士でも意見が違うことがあります。
これに関してはそれぞれの考え方の違いになるのですが自分的には塗らないメリットがほぼ分からないのです。
ほぼというのは1つだけ私でもメリットに感じる部分があるのですが私は圧倒的に塗る派の人間です笑
整備士の先輩(塗らない派)に尋ねたところトルクがかかりすぎるからダメとのこと。
ここからは少し憶測ですが締め付け時のボルトナットのネジ部の摩擦抵抗が減る分トルクがかかりすぎるという意味だと思います。
ただトルク管理しているネジにおいてトルクがかかりすぎることは無いというのが私の考えです。
そもそもネジの状態によってもネジ部の摩擦抵抗が変わってくるのでそれがダメならかじったネジにトルク管理しておけばOKという話にも繋がる気がする。塗ることを問題視するのであればトルク管理するより緩まないくらいの力でトルクをかけるだけでいいような気もするのです。
このような場合は手の力加減のみになるので油を塗るのはよくないと思うがトルク管理をしているのだからトルクがかかりすぎることは無いと思う。
ただしボルトが物を固定する力は軸力とテーパー部分の摩擦力によるものなのでテーパー部分に油が着いて摩擦力を下げてしまうのは緩みの原因になるから厳禁ですが…
簡潔に言うとある程度のボルトナットであればネジ部の摩擦抵抗をある程度一定に保つことができるようになるから塗るのはアリ!
あ、ここで重要なのはある程度一定にってのが重要です笑
さすがにかじったネジに油を塗っても効果は期待できないのでそこはしっかりと見極めましょうね
ではここまででまたよろしくお願いします
BRIDGESTONE 新タイヤニューノ
今回は2023年2月から発売開始されたBRIDGESTONEのニューノについてです。
みなさんは今までにどのようなタイヤを履いていましたか?様々なタイヤがある中でお気に入りのタイヤ等はありますか?
整備士をしてるといろいろなタイヤを見るんですがやはりメーカーによって目の減る速さが違う気がする。同じメーカーでも銘柄によってさらに違う。
メーカーがこのタイヤの方が長持ちするよ!と言ってるタイヤは確かに長持ちしてるなあと痛感しております笑
タイヤメーカーと言えばミシュランとBRIDGESTONEが世界シェアのトップを争っていますね。
今回はそんなBRIDGESTONEの新タイヤ、ニューノが発売されて半年ちょっとだったので書いていきます!
初めてニューノって名前を聞いた時に育毛剤でこんな名前のがあったなって思ったのを今でも覚えてます笑
そんなニューノはネクストリーの後継として登場しました。そもそもネクストリーはBRIDGESTONEのスタンダードタイヤ可もなく不可もなくと言ったようなタイヤでニューノもその点は変わりなしです。
じゃあ何が変わったの?って思うかもしれませんが近年のエコタイヤの発達に伴ってスタンダードの基準が上がってしまったのに伴ってネクストリーからニューノに代替わりしたのかなと勝手に思っています。
そのためニューノはネクストリーと比べると対摩耗性能が向上しています。履き替え後半年間走ったニューノとネクストリーを見た体感でもやっぱりニューノの方が減ってない気がする。あくまでも体感なので実数値の比較はしてませんが汗
対摩耗性能で言うとネクストリーから6%向上してるらしいです。6%って意外と差が出るなあと感じております。
ニューノはそれ以外にも乗り心地が向上しています。
メーカー自体はここに関しては特に何も言ってきませんでしたが汗
実際に履いて走るとネクストリーに比べて凄いし静かになっています。タイヤが柔らかいのが幸いしたのか路面の凸凹を踏んでも差は歴然としてます!
エコピアの方がプレミアムタイヤなのにここまでニューノの性能が良かったらこっち買うよな〜と個人的には思いますね笑
乗り心地を重視しない人であればエコピアの方がもちろん摩耗は抑えられるので工賃考えたらエコピアの方が経済的かなと思いますが笑
とはいえタイヤの空気圧は月一で点検しないとどんなタイヤを履いてもすぐにダメになってしまうので空気圧点検はする前提でのお話でした。
こんなことが気になるとか気軽にコメントよろしくお願いしますね。
それではまた!
自動車整備DIY工具 スズキ車足回り
皆さんこんにちは車を整備するにしても工具が必要ですよね。
そこでDIY工具こんな工具があるといいねというものを紹介しようと思います
一言に整備と言っても足回りやエンジンルームで使う工具は全然違ったりするので今回は足回りに焦点を当てて書いていこうと思います。
足回りを分解するのに必要な道具は
ジャッキ
馬
メガネ
が主になります
更にブレーキパッドを交換するのであれば
ピストンリセッター
が欲しいところです
ジャッキはガレージジャッキが理想です備え付けのパンダジャッキでも出来なくはないのですが車体が不安定なため危険度が高めです
ジャッキポイントに関しても間違ったところにかけてしまうと車の破損につながりますのでしっかり調べてその車種のジャッキポイントにかけてあげてください
馬ですが車体を安定させるため(自身の身を守る)しっかりかけてください
ジャッキアップ作業はとても危険なのであくまでも自己責任です
メガネは14/17のものがオススメですブレーキ周りに関しても14か17のネジが多いイメージがあるので大半はこれで事足りると思われます。スズキ車全てがと言うことでは無いのでそこはご了承ください。
最後のピストンリセッターですがブレーキパッドを押さえつけるピストンを戻すための工具です
お値段もピンキリなので自分のお財布と相談して購入してください笑
もしピストンが戻らないようなことがあればピストン固着の可能性が非常に高くとても危険です。
少しならと慢心せず直ぐににレッカーで車屋さんに持っていくことをオススメします
フィットアクセル踏んでも進まない点検
結果
アクセルポジションセンサの接触不良
問診
坂道を走行中エンジンチェックランプが点灯しアクセルを踏んでもゆっくりとしか進まない(クリープ現象)との事
工場まで乗った感じでは元気よく走っておりチェックランプは点灯状態のままであった
考察
1エアフロメーター
吸入空気量を見るメーターで接触不良等でエンジン不調に陥った
イグニッションコイルが壊れることによる点火不良
3スロットルポジションセンサ
アクセル開度とスロットルの空き具合が一致していなかった(可能性低)
過程
まずは診断機に繋ぎダイアグコードを確認
アクセルポジションセンサ断線と出た
「おぉ盲点だったあ汗汗」
フリーズフレームデータ(異常が起きた時のコンピューター内部の記憶のようなもの)アクセルポジションセンサ1の数値がおかしい。
この時私はアクセルポジションセンサがどのように開度を見てるのかよく分かってはいませんでした
アクセルポジションセンサの現在センサの数値も正常なことから接触不良かな?ということで接点復活剤をふきかけてカプラを繋ぎ直し試運転をしたが特に異常がない事から様子を見てもらうことにした。
後日電話確認をしたところ異常なく走れているということでアクセルポジションセンサの接触不良であったと判断
アクセルポジションセンサ
アクセルポジションセンサは2つ着いており1と2のセンサがそれぞれの電圧を監視しているような形になっている
1と2の電圧に誤差があった場合コンピューターはどっちが正解なのか分からずフェイルセーフ(安全にするためにスピードを出ない制御)に入るということである
仮に1つしかセンサが着いてなかった場合アクセルを踏んでいないにもかかわらずコンピューターに踏んでるよとセンサが信号を送ってしまった場合急発進をしてしまうのを防ぐようになっていた
クルマ選びのコツ カタログスペック
車の運動性能には様々な要因が絡みます。
その中でもカタログなどから分かる簡単な部分を紹介します。
正直カタログを見てもよく分からないという方も多いのでは無いでしょうか。
どのようなオプションがあるのか燃費はどれくらいなのかくらいしか見ない方が多いのが現実です。
割り算が出来れば大まかな車の運動性能、加速性能が見えてくるので是非実践してみてください。
パワーウエイトレシオ
計算は簡単で車重÷馬力で計算できます。
数字が小さいほど加速力などが良くなります。
例えば100馬力の車が2台あるとします
A車は車重1000kg
B車は車重500kg
とした時に1馬力あたりA車は10kg分の負担をするのに対してB車は5kgになります。
同じ馬力でも車重の軽い方が加速力もよくストレスを感じずらいのです。
スポーツカーを軽量化させるのもこれですね笑
軽さは速さ運動性能の良さに繋がるので是非参考にしてみてください
スズキ エアコン壊れやすい(気がする)
皆さんスズキ車乗ってますか?
最近の車種ではあまり聞かなくなりましたがスズキ車はエアコンが壊れやすい(イメージ)が染み付いてます笑
実際私の乗っているワゴンRもエアコン故障でコンプレッサー載せ替えてます笑
ということでエアコンについて書いていこうと思います
- 大まかな構成
- 各部品の役割
1.大まかな構成
エアコンは大きくわけて3つの部品で構成されています。
コンプレッサー、エバポレーター、ブロワモーターこの3つのうちどれかひとつでも壊れてしまうと風が出ないもしくは冷えないなどの症状が出てきます
2.各部品の役割
コンプレッサー
エアコンのスイッチを入れるとコンプレッサーに着いているマグネットクラッチが作動し内部のガスを圧縮するというような仕組みです。
圧縮したガスはチンチンに熱くなります笑
よくこのマグネットクラッチが壊れて動かなくなってしまいます
エバポレーター
圧縮されたガスを一気に減圧することでチンチンだったガスはキンキンに冷えます。これがエアコンが冷える仕組みになっています。
ここからガス漏れを起こし夏場に冷えないということが多いですね
ブロワモーター
車内に風を送る装置です。キンキンに冷やされたエバポレーターを通った風が室内を冷やすという仕組みになっています。簡単に言うと扇風機ですね笑
ここはモーターが故障して風を送り出すことが出来なくなってしまいます。
おわりに
最近短いブログになってしまって申し訳ないです。
気になることをコメントに書いていただけると深堀していけると思うので気軽にコメントお願いします